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青は寒色。時間が過ぎるのが遅く感じられる色。

しかし、人の生の中で、青という時代が過ぎるのはあまりにも早すぎる。

『視点に囚われるな』

高く、もっと高く。見渡せば空も海もどこまでも続いている。

 --限りはあるが果てはない--

人生もまた然り。
恥も外聞もない晒し上げの記録、今ここに。
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読み始めたいけど敷居高すぎるなぁ、ラノベくらいなら自分にも読めるのになぁという人のための神曲。第1歌。
※あくまでもネタなので神曲の熱狂的なファンの方は控えることをお勧めします。
火病っても私は責任をとれません。



私はダンテ。年は35歳。
目を覚ますといつの間にか森の中にいた。

RPGで表現すれば魔王城手前の森。
日本の人は富士の樹海(夜)を想像すればいいよ。
静岡県民の方、ごめんなさい。

余計なことを説明したがこの森は凄い怖い、思い出しただけでもぞっとする。
苦しすぎて死にそう。

まぁでもここでも良かったことはあったので今から2,3個説明するよ。

そもそもどうしてこんな森に入ってしまったかうまくいえない。
ただ夢中だった。
メタ的な説明になるけどこの森は私の罪深い生活の象徴らしい。
ここであの有名な名台詞!

「私は正道を捨てたのだ」

もう1パターン

「人生の道の半ばで正道を踏み外した私が目を覚ましたときには暗い森の中にいた」

はい。

そして私は森の中でおびえながら歩いてたんだけど、とある丘のふもとにたどり着いた。
もう夜明けなのかな。
太陽の光が丘の稜線を照らしていた。

ちなみにこの太陽は人を正しく導くといわれているらしいね。

この光を見ていると不安も少しずつ薄らいできて通り過ぎてきた森を振り返ってみた。
それから浜辺へ歩き出した。
うん、ごめんね。特に振りむいた意味はないんだ。ただ、あの森、今まで生きて出た人いないらしいから。

それで山の斜面に差し掛かった時かな。
斑模様の見るからにすばしっこそうな豹に出くわした。
襲ってこないけど去ろうともしない。
邪魔してるだけみたい。

ウザいから引き返そうかなと後ろを振り返った。
夜明けの太陽とついでに星々も空にあった。
こんな豹なんて恐れることないよって言ってるように見えたので安心した。

しかしほっとしたのもつかの間、今度は獅子と、ついでに雌狼まで現れた。
あ、さっき言い忘れたけど豹も雌ね。獅子は知らん。

こんな状況では丘にも登れないので諦めた。

人って欲しい物とか手放す時に悔しくて仕方ないけど今の私の状況もまさにそれだよね。
しかし私比喩下手だな。
製品版ではちゃんとした比喩になってるから確かめてみてね★(宣伝

そんな訳でしょうがないので太陽の方に引き返しました。

なんか人がいた。
しばらく喋っていないので声が出ない。
かまわず大声で叫ぶ。
「助けてそこのひと!いや、ひとじゃなくてもなんでもいいから助けて!」

彼が答えた。
「今は人じゃないがかつては人だった。両親は(割愛)。生まれは(割愛)。私は詩人だった。だから(なんか有名な人)のことを歌った。というかお前なんでこんなとこにいるんだ?なんで苦悩の谷へ引き返した?喜びの山には登らないのか?」

「ではあなたがあのウェルギリウスですか?(結構長く褒め言葉で詩人を説明中。なんかダンテにとっては詩を始めるきっかけになった作品の先生らしい)。助けてください。なんか獣が」

「お前は別の道から行ったほうがいいな。通ろうとしたら確実に食い殺されると思う。まぁ将来的にはなんとかなると思うから今はあの獣は放っておこう。ついて来い。まずは地獄へ連れて行く。結構やばい。死んでるのに死にたいという絶望の叫びがそこかしこで聞けるほどの絶望が渦巻いている。次に煉獄に連れて行く。地獄よりは比較的マシなところだな。天国に入れてもらえるかも、という希望があるくらいには。天国に上りたいなら私よりふさわしい人がいるからその人に任せるとしよう。私は一回掟に背いちゃって言っても聞いてもらえないからな。」

「詩人よ、お願いです。連れて行ってください」

彼は歩き出した。
私はその後に続いた。
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